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高断熱化と電力自由化を併用してもっと暮らしやすく

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

 

 

前回【エネルギーのこれから】に関連して、

お家のエネルギー問題について

お話していきます。

 

 

 

データからみるエネルギーコスト(電気代)の変化

資源エネルギー庁の発表資料を見ると、

近年の電気料金は、

1973年の第一次

1979年の第二次石油危機(オイルショック)の時は

電力・電灯料金がおよそ5円/kWhだったのが15円/kWh

電灯料金がおよそ10円/kWhだったのが20円/kWh と、

10年もかからず

電気料金が約2倍に跳ね上がったと言います。

その後も料金は上がり、

第一次石油危機から10年後の1983年頃では、

電力・電灯料金がおよそ21.9円/kWh~23.7円/kWh

電灯料金がおよそ28.9円/kWh と、

大きいもので3倍近く

値上がりをしていることが読み取れます。

 

その後は下降傾向ですが、

2011年頃からまた上昇しています。

 

 

 

2011年からの電気料金値上がりの主な理由

「2011年」と聞くと思い浮かぶこと。

膨大な被害があった、東日本大震災を思い浮かべるのではないでしょうか?

2011年の東日本大震災では

福島原発の事故も大きくニュースなどで取り上げらました。

事故以降、原子力発電所の安全見直しのため、

全国にある多くの原子力発電所が停止に。

現在はその見直しが徐々に完了していて、

運転を再開している原発が増えてきています。

そのため、今もなお多くの電力を原子力発電によって賄っていますが、

東日本大震災前の2010年頃の方が

事故による放射能漏れなどの原発の危険性の認識があまりされていなかったので

今より多く、原子力発電から電力を作っていたように思います。

そんな中の停止の影響は大きく、

電力を補うため、石油火力やLNG(液体天然ガス)火力の発電量増加に伴い、

値上げが相次いだと言います。

加えて、同時期における原油価格及び連動するガス価格が高水準であったため、

震災前の2010年度2014年度を比較すると、

電気料金は家庭向け産業向けでそれぞれ25%増38%増と大きく上昇したそうです。

 

 

 

住宅の省エネ化で電気代を安く

仮定の話にはなりますが、

今までの傾向や社会情勢、採掘コストなどから

電気料金は今後も値上がりする可能性が十分にあると考えられます。

そのため、個人のエネルギーコストを下げるには、

電力をあまり使わない暮らし(省エネ)をすることが

これから先必要になってくると思います。

 

電力をあまり使わない暮らし(省エネ)をする方法として

効率が良いのは

今まででも触れてきたように

高断熱なお家で暮らすことだと言います。

【参考程度にはなりますが、

詳しい情報としてこちらをご覧頂ければと思います。】

 

しかし日本では未だ断熱性能が低いお家がまだまだあり、

代わりに寒さや暑さを補うための

冷暖房機器の性能が高いそうです。

ただ冷暖房機器の性能が高くても

お家を暖かく・涼しくしようと

冷暖房機器をたくさん使っているのではないかと思います。

そうなってくると

電気などのエネルギー代がその分かかってしまいます

言い換えると、高断熱化をしていないだけで

をしてしまっている可能性があると考えられるのではないでしょうか?

 

 

 

電力自由化との併用でもっと効率よく

2016年の4月の「電力自由化」により、

以前は地域で決められていた電力会社(旧一般電気事業者)としか契約できなかった電気が、

新たに参入した新電力も含め、

自由に電力会社を選んで契約ができるようになりました。

この電力自由化を併用することで、

もっと効率良く電気代を抑えることが可能になると思います。

 

個人個人が利用しているサービスや住んでいる地域によっても変わってくるので、

一概にとは言えませんが、

愛媛県で考えると、

例えば携帯会社が行っている電気サービスに加入すると、

携帯料金日々のお買い物で使えるポイント還元されたり、

多めに電気を使う家庭向けには、

毎月変動しているという電気価格を利用したサービスを展開している

会社に加入すると節約に繋がったりなど、

いろいろなメリットがあるそうです。

 

これをお家の高断熱化がされた上で利用すると、

かなり電気代の節約に繋がると思います。

 

 

 

電力の自由化で、

効率よくそれを利用すれば

それまでよりは生活がしやすくなりましたが、

ずっとそこで暮らすことを考えると、

それだけを利用するだけではもったいないです。

「未来への保険」として

高断熱なお家での暮らしを考えることをおすすめします。

 

 

 

 


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2020年06月30日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure

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