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断熱性能を高めることで、医療費の削減に繋がる

※※このブログは、新建新聞社さんの

あたらしい家づくりの教科書

参考にして書いています。※※


 

 

 

断熱しないと損をする

住まいと健康に関するコストを追求した事例の研究

ニュージーランドで行われたそうです。

内容は、2000年頃の1350件の住宅を対象とした

大規模介入調査です。

(介入調査とは、

居住者の意思に無関係に、

強制的に何かの条件を変えることで、

人の期待による「偽薬効果」を

少なくするものです。)

 

この調査では、

半分の675件強制的に断熱改修し、

その前後で屋内環境と居住者の健康性の変化

調べているといいます。

調査の結果、

断熱性を高めることで、

様々な症状が軽減され、

健康性が向上することが示されたそうです。

さらに、このことによって

治療費の軽減効果

暖房エネルギーの節約・コストの低減効果があるとされています。

断熱改修したお家を30年間住み続けると、

改修によって得られる日常のコストの低減効果が

必要なコストと比べて

2倍になる、と結論づけられているそうです。

断熱改修しないとになる

逆をいえば改修するとになる

ということが言えるでしょう。

 

 

 

高断熱なお家に住むと年間9000円の医療費が削減

医療費の低減効果を試算した結果も報告されているそうです。

【近畿大学 建築学部 岩前研究室】

の出典によると、

高断熱なお家に住むことにより、

平均すると1人あたり年間約9000円ほど、

30年では90万円ほど

医療費が小さくなることが示されているそうです。

一般的な家庭におけるシミュレーションでは、

断熱に必要なコストを

その後の暖冷房費の省コスト効果で割ると、

25年~30年かかることになるそうです。

(省コスト効果とは、

電気、都市ガス、LPガス、

A重油、上水道、下水道

を対象とした

エネルギーを使用する事による費用を削減した効果のことをいいます。)

 

これに医療費の低減コストの効果を合わせると、

15年程度に短縮されるといいます。

この15年程度の短縮は、

上記にあるような

ニュージーランドの調査分析結果と

ほぼ同じ答えだそうです。

 

 

 

これからは、

こういった健康改善による医療費の削減効果も、

住まいの計画において

重要になってくるものと考えられます。

「断熱性能を高めることで

光熱費や医療費削減を削減できる

健康に良いお家の実現ができる」

このことを覚えておくと

快適な生活も実現しやすいのではないでしょうか?

 

 

 


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2020年06月18日家づくり・建築知識| 投稿者:アーキテクト工房 Pureアーキテクト工房 Pure

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